TMの5つの文法以外 みなし概念

これまでは文法に従って作図をしていました。 次は意味論を強く意識したTM'の考え方で作図を進めます。 ダイアグラムを眺めていくと番号は付与されていないけれど、 現状の業務と見比べてみると個体として認識できるものがあるかもしれません。 それらを「みなし概念」と呼んでおり、以下の2つがあります。

  1. みなしエンティティ

個体指定子はないがエンティティとみなす個体です。以下の場合に作成を検討しましょう。

  1. 1つのリソースの中に、イベント的な性質が混入している。
  2. 1つのリソースの中に、他のリソース的な性質が混入している。
  3. 1つのイベントの中に、リソース的な性質が混入している。
  4. 1つのイベントの中に、他のイベント的な性質が混入している。
  1. みなしスーパーセット
個体に対して作られた上位の集合です。サブセットの関係ではないが共通する概念が存在する場合に作成を検討しましょう。

みなしエンティティの作成方法

  1. エンティティを右クリックし、みなし概念(TM')->みなしエンティティ作成を選択します。
  2. みなしエンティティの種別を入力してOKボタンをクリックします。

みなしスーパーセットの作成方法

  1. エディタ内の任意の空間(エンティティが無いエリア)、エンティティ、を右クリックしてみなし概念(TM')->みなしスーパーセット作成を選択します。
  2. サブセットに含めるエンティティを選択してOKボタンをクリックします。