TMの5つの文法 3.関係の文法 ================ エンティティを作って、エンティティを2種類に分類した後は、エンティティ間の関係を定義していきます。 TMでは、エンティティ間の関係を4つの関係文法のルールに従って生成します。 4つの関係文法 ------- 1. リソースとリソース間 対照表を作成します。対照表はリソース間の組合せを表す表(エンティティではないので注意)です。 リソースの組であるため、TMの関係文法では対照表はリソースと同じ扱いをします。 しかし、対照表の右側に日付(過去日)を付けた時に意味があれば、意味的にイベントとみなすことができます。 2. リソースとイベント間 リソースの個体指定子をイベントの左側へコピーします。「リソースがイベントに関与する。」というそうです。見慣れたER図の依存リレーションシップと似ています。 3. イベントとイベント間 イベントの発生する時系列で早い方をfrom、遅い方をtoとした場合、先にマウスで選択した方がfromとなります。 fromとtoが1:1または1:Nの場合は、個体指定子をイベントの左側へコピーします。 fromとtoがN:1の場合は、対応表を作成します。対応表はイベント間の対応を表す表(エンティティではありません)。対応表は、他のエンティティや表と関係を持てません。 4. 同一エンティティ間 再帰表を作成します。 TMの関係文法では、リソースの再帰表はリソース、イベントの再帰表はイベントと同じ扱いをします。 ちなみに(R)は Referenceではなく、Re-usedと呼んでいます。 TMD-Makerも、以下の文法に従ってリレーションを自動生成します。 リレーション生成方法 ---------- 1. リレーションツールを選択する 2. エンティティ(表)をクリックする 先にクリックした方がfromとなります。 3. エンティティ(表)をクリックする 後にクリックした方がtoとなります。 fromとtoで上記文法に従ったリレーションが生成されます。