TMの5つの文法 5.データの多値

エンティティの中に連番のアトリビュートが存在していませんか?

アトリビュートが一意になっていない(多値)現象を「多義」と呼んでいます。

アトリビュート間の関係により二つに分類されます。

  1. 排他的(OR)関係
  2. 同時的(AND)関係

例えばですが、単価が正単価と割引単価の2種類あり、それぞれが排他的に存在するのであれば多値のORを作成します。

また、商品を1回の受注で複数購入できるように、商品が同時に複数存在するのであれば多値のANDを作成します。多値のANDは所謂ヘッダーディテールの関係です。

多値のORの作成方法

  1. エンティティを右クリックし、データの多値->多値のOR作成を選択します。
  2. 種別コード名を入力してOKボタンをクリックします。

多値のANDの作成方法

  1. エンティティを右クリックし、データの多値->多値のAND(HDR-DTL)作成を選択します。

    ちなみに

    多値のANDについて、いくつか便利な機能がありますので、解析時や業務の実態に合わせて活用してみてください。

    • R:Eの関係が多対多関係になっている時に多値のANDを作成すると、DTL側にRの個体指定子のRe-Usedが自動的に移動します。
    • みなしスーパーセットの表示表示が選択できます。HDRを右クリックしてデータの多値のメニューを開いてみてください。
    • DTLの明細番号の使用可否を選択できます。DTLを開いてダイアログをみてください。